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my story with piano Ⅳ
自分にしか
表現できない
ものとは?
ピアノに対して
ただ『楽しい!』というのが覆されたのは
高校3年生の夏休みです。
志望大学の夏期講習を受けてビックリ仰天!
世の中にはこんなにピアノが上手な人が
山ほどいるんだと
それまで少々高かった鼻を
ポッキリへし折られました。
それから月1回の札幌→東京の
飛行機で通うレッスンが始まりました。
全国から受験生が集まる
ピリピリとしたレッスン室の空気
毎回先生から出される膨大な課題による絶望感と
ほんの少しだけの希望。
気づけばJAZZの楽譜は
本棚の片隅に追いやられていました。
今思うとあの時期が懸命に打ち込んでいた、
いわゆる『青春時代』だったのかと思います。
苦労して入学した大学生活は
『素敵なピアノを弾く友達』と遊び、語らい
『友達の弾く素敵なピアノ』に刺激を受けながら
少しずつ人と比べるという事より
『自分にしか弾けないピアノって何だろう?』
という事を考え始めました。
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